まとまらない、広がる。
そんなくせ毛を直すには、髪のタンパク質の状態を改善する必要があります。
その代表格が、縮毛矯正ですね。改善!とはちょっと違いますが、効果的な方法です。
もう1つが、良質なタンパク質の髪を生み出し、守る。言うならば髪本来の美しさを引き出すヘアケアです。
Contents
くせ毛対策とは、『髪のタンパク質を改善するヘアケア』と『縮毛矯正』
1、髪のタンパク質を改善するヘアケア
1つ目のくせ毛対策は、髪のタンパク質を良質なものにし守ってあげて、髪本来の美しさを引き出そうとする改善策です。
くせ毛の原因は、毛包の形とタンパク質の『質』と偏りでした。
髪が曲がる、うねる、これらを引き起こすのは、主に毛包のかたちです。
ですが、そんなうねったくせ毛がひきおこす
- 広がる
- まとまらない
- パサパサ
といったイヤな悩みは、タンパク質の「質」の悪化によって、初めて引き立てられるのです。
ですから、タンパク質の保護、改善をはかるヘアケアは、くせ毛の悩みから私たちを解放する可能性を秘めていると言えるのです。
では、どう改善していくのか?というと
髪のタンパク質を、
- 良質なかたちで生み出し
- なるべく守りきり
- それでも傷ついた分は補修(ダメージケア)
していくのです。
これらの改善策は、髪本来の美しさを引き出し守ることで、くせ毛の悩みの代表格「まとまらない」「広がる」「パサつく」といったくせ毛の悩みをさよならするばかりか、更なる美しさを手にする期待が多いに持てるのです。
2、縮毛矯正(しゅくもうきょうせい)
タンパク質の強固なつながりを一度解きほぐして、再結成して矯正してしまおうと言う施術です。
短時間でくせ毛を伸ばしサラサラの手触りに変えることができます。
その代わり超高刺激です、図のように、施術前と施術後にタンパク質のつながりの総数はほぼ減少するはずだからです。
また、施術前の髪のタンパク質の充実は、縮毛矯正の仕上がりの良さに直結します。
これは、縮毛矯正が、髪のタンパク質同士の結束の強さを利用する事で髪を真っすぐにする施術であるからです。ですから、充実した髪ほど、縮毛矯正の恩恵を受ける事が出来るのです。
この為、施術前の髪質や髪の状態によっては仕上がりが悪くなる心配がある。更には、施術後の残留薬剤次第では、髪を更に弱らせてしまう心配もあると言った大変リスキーな施術とも言えます。
縮毛矯正を受けるのであれば、施術前、施術後の注意は必須です。
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1、2、どちらのヘアケアも、髪のタンパク質を守る事からはじまる
くせ毛改善の道は、縮毛矯正に頼る、頼らない、この選択がまず重要になりますが、どちらの道を選ぶにしても、結局のところ髪のタンパク質の
『改善』
『保護』
『補修』
が基本であり、始まりと言えます。
これにより、髪は潤いを保持する事ができ、いわゆるハリ、コシ、ツヤ、のある上質な髪を手に入れると同時に私たちをくせ毛の悩みから解放してくれる期待がもてるのです。
髪のタンパク質を『保護』『補修』するヘアケアとは?
くせ毛と上手に付き合うには、タンパク質のたっぷりつまった『潤いの充実した髪』が必要です。そこで注目なのは、髪の『保護』と『補修』です。
なぜならば、生まれて来た髪のタンパク質は、徐々にダメージを蓄積し自力で回復する事はないからです。
ですから、私たちで髪を守り、補修してあげる必要があるのです。
では、それぞれどんなヘアケアとなるのか?見ていきましょう。
髪のタンパク質を保護するヘアケア
そもそも髪のダメージを産む刺激とは、紫外線や摩擦、熱やアルカリ系薬剤、静電気力などなどかなりの種類があがります。が、実はほとんどの方の実際の髪のダメージは、同じ場所で蓄積します。
それは以外にも『お風呂』なのです。
なぜならば、髪を洗う事自体が、髪をぬらして、熱を加えられ、摩擦を与えられるという、髪の弱点を一気に突く髪にとっての異常事態だからです。
この為、髪は相乗的に大ダメージを受けることが避けられません。
髪にとって『癒しの天国』だと思われがちなお風呂は、実は『悲しみの地獄』だったのです。
ですから、髪のタンパク質を守ることは、いかに、お風呂でのダメージを最小限に抑えるかが重要となります。まず洗髪自体、なるべくお湯の流れに任せてゴシゴシ洗わないと言った優しいものが求められます。とはいえ、お湯だけではどうしてもまだ刺激(摩擦、熱、ミネラルなどなど)が強いです。
そこで役立つのがシャンプーです。
シャンプーは泡立ちと洗浄力向上といった刺激緩和に大変役立ちます。
ですが同時に、静電気力という刺激を併せ持っています。
このため、効果的な刺激緩和と静電気力の低さを併せ持ったシャンプーを選び、優しく洗い上げる技術を身につけることが、髪のタンパク質を守るヘアケアのポイントと言えます。
ダメージを補修するヘアケア
髪のダメージ補修は、補修成分を髪のダメージ箇所に浸透させることで実現出来ます。
補修成分には、「ヘマチン」や「セラミドNG」などがあり、これらを配合したヘアケアアイテムを使用すれば良い訳です。補修成分は、シャンプーやトリートメントなどの日常品にも配合されている物があるので、全成分表示をチェックして、補修成分の配合が確認できたものを利用するだけで、日々のヘアケアに簡単に取り入れる事が出来ます。
詳しくは、髪のダメージ補修成分にて
髪のタンパク質を守り、補修するヘアケアは、良質な髪を生み出すのが難しくなって来た40代のくせ毛には特に有効でその効果が期待できます。
ただし、これから生まれてくる髪にしか、真の効果を実感できないため、成果を感じるのに時間がかかります。髪の伸びる長さは、1ヶ月平均1cmほどですから、ロングの人にはかなり気の長い話ですよね?
でも、それだけに、効果は相当なモノが期待出来ます。
このため、当サイトでは、ダメージに注目したヘアケアとそれを助ける成分を中心にご紹介します。
そこで、まず、考えていただきたいのがシャンプーの選び方です。
シャンプーを選ぶ事は、ヘアケアの真実を知ること
実は、単に髪を守るヘアケアならば、効果的な順番で言えば、正しい髪の洗い方、ドライヤーのかけ方を身につけた方が手っ取り早いと言えます。シャンプー選びはその次です。
では、なぜシャンプーを選ぶ事からオススメするのか?
それは、シャンプーを考えることは、誤解されがちな化粧品情報から私たちを解放することにつながるからです。こうしてしっかりと誤解を解いた上で、ヘアケアの技術や知識を身につけた方が、結果的に素晴らしい成果とライフスタイルが得られます。
ではシャンプー選びを考える事はどういう事なのかというと、全成分表示に目を向ける事です。
ほとんどのシャンプーは、全成分表示をみると、聞いた事も無い成分がゾッとする数羅列しています。
当サイトでは、これらの成分がどんな目的で配合された成分なのか、仕分けつつ解説する事で、皆様の『シャンプー選びを考える』のサポートが出来れば良いと願っています。
でも、不思議ですよね?たかがシャンプーなのに、何故、こんなにたくさんの成分が入っているのか?多い物では50種類を超える成分が配合されているものもあるのです。
本当に必要なのか?どう考えても無駄な物が入っているのではないか?
ここを読み解くには
そもそもシャンプーは何故使うのか?最低限の役割とは何なのか?を知る事が入り口です。
詳しくは、シャンプーの選び方でご紹介します。