『急にくせ毛になっちゃった!なんで?』
というご質問、ちょくちょくいただくのですが、その答えはひとつではなく、本当にいろいろな要因が考えられ
こう!
と明確にすることは難しいです。
たとえば、『抗がん剤治療』のあとは、くせ毛になることがある、ということを聞いたことがありませんか?
抗がん剤の多くは、がん細胞のような、細胞を活発につくる特徴を持った、母となる細胞をやっつける効果があるそう。だから、同じく細胞(髪)を活発につくる毛母細胞にも巻き添えでダメージを与えてしまい、髪はいったん抜け落ち、その後、細胞が変質し、くせ毛となることが原因の一つと考えられているそう。
かなり極端な例ですが、この例から見えてくる明確な答えは、
急にくせ毛になることは有り、その原因は明確にはできないものの、予測はたち、いくつかの対策を練ることは可能!ということです。
そして、それらを実践すれば、元の直毛を生やす期待ばかりか、もともとくせ毛のかたのくせ毛対策とも成りうる!
というわけですね!
まずは急にくせ毛になる原因となりうる要因を細かく切り分け、
そこから見えてくる、急にくせ毛の回復策を模索してみました。
Contents
急にくせ毛になった!考えられる原因と着実な対処法とはなんだろう?
急にくせ毛になる原因は、まず、その箇所で変わります
極端に分類すると。
- 生えてからしばらくたった『毛先』付近なのか
- 新しく生えてきた『根元』付近なのか
です。
当然といえば当然ですが、これにより
- の場合、生まれた髪が局所的に何らかのダメージを受けた。
- 髪を生む毛母細胞関連に何らかのトラブルが生じた
と分けられるのです。
ほとんどの方は、後者でお悩みで、ご質問くださっているのだと思われますが、
2つの要因が重なって初めてくせ毛はひどくなる傾向にあるようです。
なので、まるで無関係というわけでもないので1番からいきますねw
1、ダメージによる急なくせ毛!
髪はパーマや縮毛矯正によって、形を変えられますよね?
これらができるのですから、外部からの何らかのエネルギーが髪に影響を与えれば、変化を及ぼす可能性は十分にあり、その結果、
急にくせ毛になった!
といった現象がおこる可能性はあるといえるわけです。
もちろん、パーマ液のような強力な還元剤(髪のたんぱく質のつながりを弱めます)を浴びる機会は日常生活でめったに起こりえませんが、還元剤と同様の効果を持っている成分は日常のいたるところにたくさんあるし、髪のたんぱく質をつながりを弱め
髪のダメージ
を引き起こす成分、エネルギーはそれこそ五万とあり、比較的簡単に起こりえるのです。
たとえば、石鹸で髪を洗うとガッシガッシのチリッチリになりますよね?
あれは、髪同士の分子レベルのいくつかのつながりを弱め、そのうちのいくつかが完全に断ち切れてしまい元に戻らなくなった結果の現象であるといえます。
このような髪のダメージによって、髪のつながりはバランスを崩し、チリチリでまとまらない、あたかもくせ毛のような形状になってしまうわけですね?
石鹸を使わずとも、洗髪やタオルドライの摩擦、熱や紫外線、海水などなど、髪のダメージは、私たちの周りにたくさん潜んでいます。
そのうえ、これらのダメージは、私たちに『痛み』を伴わせないために、徐々にダメージを積み重ね、気づいたときには、あっさりと
くせ毛になっている!
なんてことも起こりえるわけですね?
この、『ダメージによる癖毛』のトラブルは、積み重ねた年齢や、ホルモンバランスの乱れ、食生活や生活サイクルの乱れなどによって、起こりやすくなります。
もとの髪質が弱くなる恐れがあるからです。
その最たるものが、2の
髪を生む毛母細胞関連に何らかのトラブルが生じた!
ですね?
髪のたんぱく質に何らかの変化が?急にくせ毛になる原因と予防!
生まれてくる髪がそもそもくせ毛になる原因は、いくつか推測が立ちます。
そしてその原因はあくまで、『推測』に留まり、確実にこれ!ということは難しく、さらにいうのなら、原因は1つじゃないケースがほとんどだといえると思います。
ですから、解決を望むのであれば、主であろう原因を推測し、メインの対策を立てて実行するだけでなく、ほかの原因となっているかもしれない要因も対策を打ってあげることが大切です。
それでは、どんな原因が考えられるのか?
ひとつづつ、原因と対策を見ていきましょう。
積み重ねた年齢による変化
くせ毛に急になった!という方のほとんどが年齢による体の変化が関連していると思います。
赤ちゃんのころクルックルの『癖毛』なのに、2,3歳の頃にはサラサラストレートに変化する!なんてことが良くあるように、体は常に変化しています。
『成長』や『老化』
がそうですね。
とくに、髪が細くなって、髪のタンパク質に偏りが生じ、くせ毛に発展する!というのが一般的なようです。
ではどこが変化すると、髪が細くなり、くせ毛になる心配があるのか?というと、、、
毛母細胞、毛細血管、頭皮、腸内フローラ、血流、真皮層、角質層、皮下脂肪、、、
そう、ほとんど全部です。
元も子もなく思えるかもしれませんねw
でもこれが真実であり、ここがスタートです。
髪を作り出すメカニズムは単純に見えます。ですが、単に髪を作る主役『毛母細胞』さえ元気になればよい髪が生まれる!というわけではなく、体を総動員して初めて『美しくコシのあるツヤツヤ黒髪』が生まれると私は考えています。
ですからまず、年齢による『変化』を受け入れ、その上で毛母細胞、毛細血管、、、、とくせ毛の要因と成りうる原因それぞれに少しづつ対応するのが大切です。
毛母細胞まわりの異常
髪の工場である『毛母細胞』の周辺に何らかの変化があれば、タンパク質を上手に生成できずに、
タンパク質の量
や
タンパク質の種類のバラつき
などを生じる可能性があり、これらが原因となってくせ毛を引き起こす可能性があります。
ではどんな変化が起こりうるのか?
見ていきます。
栄養バランスの偏りによるくせ毛
髪の材料となる栄養『アミノ酸』ばかり注目されますが、事はそう単純ではありません。
『アミノ酸』をはじめとする髪に必要な栄養たちが分解され、各器官に届けられるには、単にアミノ酸だけ食べれば良い訳ではないのです。
では、アミノ酸以外に何が必要か?というと、いくつか上がりますが、まず注目なのが、
ビタミン、ミネラル
です。
これらの栄養素は、体の調子を整えるため、毎日一定量が必須な
栄養がビタミン
元素がミネラル
として分けられた、特別な栄養素たちです。
これらの栄養素は、未だ十分な研究が行き届いていない『栄養学と人間の体』の関係において、少なくとも
『摂取しないと体に一定の異常をきたす』
ことが明らかなになった栄養素です。
そしてこの『一定の異常』には、毛髪にかかわるトラブルも十分考えられます。
なぜならばビタミンやミネラルの中には
細胞分裂を促す役割!※髪も細胞分裂で増えますよね?
や、
栄養素を分解する酵素を助ける『補酵素』となる役割!※アミノ酸などの髪に必要な栄養素を分解するには酵素や補酵素が重要です。
といった、髪を作ることと『無関係』とは言えない役割がいくつか明らかになっているからです。
ですから、闇雲に『アミノ酸』を意識して摂取しているだけでは、良質な髪はうまれません。
よって、栄養バランスの取れた食事を意識することが、髪にとっても体にとっても重要です。
では、バランスの取れた食事とはどれをどのくらいとればよいのか、、、
は、かなり複雑なので、別記事でいつか書きますw!
とりあえず、簡易的な記事を、ブログで、
チラッとのぞいていただければわかると思いますが、膨大な記事ですw
ですが、安心してくださいw
この記事の先に出来上がったのは、
『自動計算ツール』
ですw
これさえ使えば記事を読む必要はありません。
自動計算するエクセルツールは、別サイトにあります。
ダウンロードは下リンクで!
ただし、栄養値は個体一つ一つの収穫時期や栽培方法などで、ガラッと変わる傾向にあります。
なので、せっかくミリ単位に調整しても、実際の栄養値とはどうしても開きが出るはずです。
細かすぎる作戦はやめ、几帳面すぎず、あくまで参考値として大雑把に利用しましょう。
真皮層のダメージによるくせ毛!
これは、かなりマコトシヤカなうわさレベルのお話ですが、お肌が『たるみ』、その重みで毛穴を加圧することによって、毛穴の形が変わり、そのせいでくせ毛になる!という情報があります。
マジで?w
って思いませんか?
髪が伸びるのは就寝直後の、成長ホルモンが分泌されてからといわれていますから、仮に、寝そべって荷重が偏った、後頭部や側頭部はくせ毛になるのでしょうかw?
ちょっと考えづらいですよね?
ただし、前述のように、どんな髪が生まれるか?は、複数の要素によって決まりますから、
まったくもってありえない!
とまではいいませんし、全否定する気はサラサラありません。
と、噂話に突っ込みを入れるのはここまでとして、、、
そもそも、否定し、いじくり倒すためにこの情報を注目したわけではありません。
真に注目なのは、『たるみ』の『加重』では無く『お肌の衰え』であり、その原因です。
お肌がたるむ大きな要因は、お肌の深層、真皮のコラーゲンの減少や質(コラーゲンの種類がバランスを崩すなど)の低下といわれています。これにより、真皮の張りは乱れ、真皮の上の層、お肌を作る『基底層』(細胞を生む役割を持つ層)との間に有る、
『基底膜』
と呼ばれる言わば細胞工場の土台が波打ちます。
この波が、お肌の表層に現れるとの『たるみ』となるそうです。
そしてこの『たるみ』、単に見た目が悪くなるのも嫌ですが、くせ毛対策から見て、もっと嫌な流れは、
- 真皮層のコラーゲンの減少や質の悪化
- 基底膜の衰え
- 基底層の細胞工場衰え
- ターンオーバー(お肌の入れ替わり)の乱れ
- お肌のキメ(毛穴を谷としたお肌の丘のような形成)が減少したり、無くなったりする
- 毛穴の性能の低下
- くせ毛のまとまらないを悪化させる心配がある!
といった流れです。
こちらのほうが、お肌のたるみによる毛穴への『加重』よりはよっぽど心配で、くせ毛になっちゃった!なんて心配性は高い!と私は考えています。
では、根本の原因、コラーゲンの減少と質の悪化について、どんな対策がうてるのか?というと、先述の『栄養バランス』のほかに
『角質層を守る』
に限ります。
外部からコラーゲンを増やすとなると、注射器でコラーゲンを直接打つくらいのことをして、ようやくその効果が期待できるレベルなのだそうで、お肌に薬を『塗る』レベルでは直接増加させることは不可能といわれています。
え?化粧水では、コラーゲンは増えないということ?私のやってることは無意味なの?と思う方多いと思います。
安心してください。
私たちの化粧水は、まったく別の方法で、コラーゲンの増加に挑戦していますw
それは、真皮を守るお肌上部の層
『角質層』
の充実です。
コラーゲンの減少や質の悪化に深くかかわっているのは、加齢やホルモンバランスによるものを除けば
『紫外線』や、『悪玉酸素』
をはじめとした『刺激』です。
私たちの周りには、さまざまな『刺激』であふれています。
そして、これらの刺激から、真皮や毛母細胞などの大切な機関を守ってくれるのが、次々生まれるがためにとっかえのきく、角質細胞や毛髪です。
特に、
角質細胞による、バリア機能は強固で有名です。
そして、角質細胞が最も強固になった層こそ
『角質層』
です。
この層を、補修したり、守ったりするのが『化粧水』というわけですね?
これにより、真皮の『コラーゲン』を守るシールドを強固にし、コラーゲン生成機能を守ることで増加をはかっているわけです。
ですから、『化粧水』による補修や保湿による防御なども有効といえますが、刺激を避けることも重要です。
具体的には帽子をかぶる!日陰を歩く!洗髪は優しく!低刺激シャンプーを選ぶ!ドライヤーは優しく!などなど、、、
あげれば『きり』がありません。詳しくは、くせ毛対策コンテンツにて個々ご紹介しています。
ご参考ください。
血行不良によるくせ毛悪化
血行は酸素や熱、老廃物や栄養、そして水分をめぐらす、言わば体の配管です。
ですから、血行に何らかの問題があれば、せっかく摂った『栄養』や『水分』も頭皮の毛細血管に届かず、くせ毛を引き立てる要因となる可能性は有りえると思います。
では、血行不良とはどうして引き起こされるか?というと、
血液そのものの異常
と
血管や心臓の異常
に大きく分けられ、その研究はものすごく複雑かつ難しく、未だその研究は発展途上中なのだそう。
余談ですが、なぜ難しいのかは、血液の約半分を占める『赤血球』の直径が7-8μmなのに対し、毛細血管(心臓から送り出される管である動脈と、心臓へ送り戻される管である静脈の間にある栄養分や酸素などを各器官に送り出す血管)の直径が、ほとんどが7μm前後で、場所によっては、赤血球の径よりも狭い場合があり、そこを通過するため、『赤血球』には狭い毛細血管に応じて変形する機能があって、この機能ゆえに、血液は単純な液体として捕らえることができないため、基本となる流体力学を利用しての研究では足りないためなのだとか。生命は奥深いですよね?
なので、血行について学問するのは非常に高度な知識が必要で、調べてみてもなかなか理解できませんw
それが原因か、血行促進の情報もさくそうしており、せいさが難しいのですが、特に注目するべきは、、、
- 高血圧・低血圧によるくせ毛
です。
血液の役割で有名なのは、栄養や酸素など必要物質を各器官に送り吸収させる!でした。
なので、血液はあんまりスーッと流れていってしまっても吸収しきれるか心配なので困りますし、流れが悪ければさまざまな疾患が心配されるのは有名ですよね?
これを調節するのが、心臓から送り出される管である『動脈』の直径の収縮機能です。
管に液体を流す場合、その管の直径が大きくなれば流速は落ちます。逆に細ければ上がるわけです。
そのため、径を自在に操る『動脈』には、血液の流速を調節する機能があるといえるわけですね。
本来は、この機能に任せていれば体中に栄養をいき渡すことができるわけですが、
動脈硬化(動脈の内壁が肥え、厚っくなって固まり調整がうまくいかない状態)
や
何らかの影響による動脈の過剰収縮
などがおきると、体に栄養が行き渡らず、これでは困る!と栄養が欠乏した各器官が周りの神経を刺激したり、ホルモンを分泌することで、心臓のポンプパワーを上げさせます。
これにより、強制的に血流を上げ、血管に血圧として物理的な負担をかした状態が
高血圧
というわけです。
こうして、慢性的に『心臓』や『動脈』『静脈』『毛細血管』に負担をかけることで、ダメージを負った器官では、ここの器官に栄養が届きづらくなり器官は機能しないというわけですね?
毛母細胞も同じです。
と、いうより、普通の器官より栄養を受け取りづらいとも言われていて、その根拠が、『白髪』や『癖毛』など影響の出やすさにあるという情報があります。
そんな、高血圧の大きな要因『動脈硬化』の原因は、悪玉コレステロールであるために、
食生活の改善、運動、禁煙
などが有効とされています。
このほかにも、
どろどろ血液
などなどの、さまざまな栄養、酸素が行き渡らずくせ毛となってしまう要因が情報として上がっていましたが、どれも要因は
食生活の偏り、運動不足、喫煙など生活習慣の悪化であり、最終的に行き着くのが、動脈硬化による『高血圧』のデススパイラルと見受けられました。
なのでやはり、この問題の解決方法は
食生活の改善、運動、禁煙
が基本であるといえると思います。
突然くせ毛になる!理由はたくさん有る、、、
いかがでしょうか?
くせ毛の要因となる原因はまだまだあり、あげれば切りはありません!
これに対応するには、まず、後天的なダメージくせ毛なのか?
先天的な生み出すに問題をもったくせ毛なのか?
を見極め、後者ならば
体のなんらかの
変化
を受け入れた上で、原因となっていそうな問題に一つ一つ向き合わねばなりません。
具体的な対策はサイト内くせ毛対策コンテンツにまとめていますが、簡易的に一挙にまとめたつもりの記事w
がオススメです。
一つ一つ対処して、広がらない!まとまりヘアを手に入れましょう!