同じくせ毛の悩みを抱える方でも、その髪質、頭皮の性質、皮脂の量、体質などは人それぞれです。
ですから、くせ毛コスメの善し悪しは、人によって変わってきますよね?
じゃあ、私は何を選べば良いの〜!?
と、私も最初は困惑しましたが、確実な事実はひとつ、選択するのも、善し悪しを判断するのも
- 『自分自身』
という事です。
そして『あなたにとって優秀なくせ毛コスメ』の事を1番良くわかっているのは
知識が豊富な『科学者』や『医師』
でも
経験値の高い『美容師』
でもありません。
私たち自身の『体』だと思うのです。
シャンプーなどのヘアケアアイテムをはじめとする化粧成分の善し悪しは、体が示す『結果』がすべてで、その根底を支えるのは、その成分の効果の根拠と、その根拠が働くはずの一人一人の体に対する『推定』です。
となると、科学者や医者、美容師の予想通りの結果が必ずしも期待できる訳ではありませんよね。
どんな成分でも、その効果がどう働くのか?は、それぞれの『体』やその周りの『環境』次第ですから。
ですから、ヘアケア成分選びにおいて1番大切なのは、
- 『どんな効果を期待するのか?』
- 『実際の効果を見極める事』
です。
ただし、これは凄まじく難しいです。
なぜならば、現在のシャンプーをはじめとするヘアケアアイテム達は、潤い、抗酸化力、美白、紫外線緩和、etc,etc,,,
オールインワンをうたって、あたかも総合点が高いかのように装うものがほとんどだからです。
そのせいで、なにがどう効果を生んでいるのか分かりずらくなっているのです。
そこで、、、、
自分が
- 『ヘアケアの目的』
をどこに置きたいのか?
ここをハッキリさせた上で、その
- ジャンル
において1番優秀だろう!と心から思えるシャンプーを選んで『実践』し、その効果を確実に確かめていくことをオススメします。
では、シャンプーをはじめとするヘアケアアイテム、どんなジャンルでわけられるのか?
今回は注目のオススメシャンプージャンルをご紹介します!
Contents
オススメなシャンプーのジャンル!
シャンプーは洗浄するもの!ですから、「洗浄力!」にまず注目が行きます。
でも現在、ヘアケアはシャンプーに留まらず、リンス、コンディショナー、トリートメント、アウトバス、スカルプなどなどとシャンプーの脇を固めるヘアケアアイテムはたくさんありますよね?
それらの登場とともに、ヘアケアアイテムの注目ポイントは、見直され続けてきていて、拡大傾向にあります。
さまざまな目的を持ったシャンプー達。
何処に着目すれば良いのか?は、オールインワンがはびこる現在非常に分かりずらいです。
そこで、、、シャンプーをはじめとするヘアケアアイテム達における注目するべきポイント、ジャンルを3つご紹介します。
- 低洗浄力
- 補修
- スカルプ
です。
これらのシャンプージャンルから、自分の『欲しい!』を見つけ出し、目的をハッキリさせたうえで、実践し、その成果を『体』から明確に聞き出しましょう!
低洗浄力シャンプー
「なるべく低洗浄力!」はいくつかの恩恵を受ける事が出来ます。
- 皮脂を落としすぎない事で、皮脂分泌のバランスを整えることが期待できます。
逆に、強すぎる洗浄力や、過剰な洗浄回数は、皮脂分泌量を乱す心配があり、これにより、皮脂の過剰分泌などの心配があるのです。 - 髪や頭皮のシールド、皮脂による皮脂膜の形成を整える事が期待できます。
強すぎる洗浄力は皮脂膜そのものと、その材料、皮脂を徹底洗浄してしまう心配があるのです。
これが、皮膚や頭皮、髪の毛は洗浄後、1番弱い状態になっていると呼ばれる要因のひとつなのです。 - 低洗浄力は、私たちの体をつくるタンパク質にとっても、低刺激である傾向にあります。
シャンプーの洗浄のメカニズムをみると、洗浄力は、洗浄成分のもつ静電気力によるお水との引き合いで決まっています。
そして、その静電気力は、私たちのタンパク質の弱点でもあるのです。
ですから、強すぎる静電気力は、私たちの体にダメージを与えてしまうかもしれない心配があるのです。
このため、低洗浄力=静電気力が低い傾向にある=体に優しいと、言えるのです。 - 高洗浄力のもつ強静電気力がもたらすのは、タンパク質へのダメージだけではありません。
もっと心配な悪影響が、髪への帯電性です。
強洗浄力によって帯電した毛髪は、シャワーのお湯の中のミネラルなどの金属イオンを引きつけ、ごわつく、きしむ、まとまらないといった、くせ毛の弱点を一挙に引き出してしまうのです。
そして、、、
そうした欠点を補うのが、一般的なリンス(コンディショナー、トリートメント)のカチオンと呼ばれる成分です。
カチオンは、洗浄成分によって帯電してしまった髪を元の状態に戻す効果があるからです。
そんな便利なものがあるのならば良いではないか!という方もいると思いますが、このカチオンは洗浄力よりタンパク質への刺激となる可能性の高い成分で、なるべくなら『使いたく無い成分』と言える側面を持ち合わせています。
ただし、刺激となり得る反面、柔軟効果も持ち合わせている為に、手触りや指通りは良くなるので、可否は人それぞれですけどね?
でも、コレだけは言える絶対のメリットというのは、
低洗浄力は、髪を帯電させづらく、カチオンの力無しに仕上がりを良くする、ノンカチオンを実現させる可能性を秘めている
という事です。これにより、少なくとも、刺激の弱いカチオンを選べる、カチオンを少量ですます事が出来る!
といったメリットが出てきます。
いかがでしょう。低洗浄力系シャンプーはメリットが多くあり、デメリットは少ない傾向にある注目のジャンルです。
徹底洗浄の必要に疑問視がかかる現在、シャンプーは、洗浄する為のもの!というよりは、
- 洗浄の刺激を抑える洗浄を手伝うもの!
と言え,低洗浄力はコレからも注目の中心に置かれるジャンルと言えます。
ただし、低洗浄力系シャンプーに重点を置いてヘアケアを選ぶ場合、無理はしないようにしましょう。
ポイントは「できるだけ低洗浄力」です。
少しでも、痒みや洗えてないかな?と感じたら無理をせず、『体』の訴え正直に聞き入れ、徐々にならす感じで探っていきましょう。
補修系シャンプー
便宜上分かりやすいかな?とおもい、補修系『シャンプー』と書いてしまいましたが、実際はトリートメントやアウトバスに期待したいのが、『補修』系のヘアケアアイテム達です。
『補修』系のヘアケアアイテムはその名の通り、ダメージを負った髪を様々な形で、補強します。
ダメージを負った髪は、
まとまらない
ゴワゴワ
広がる
といった『くせ毛の悩みの代表格』を悪化させてしまいます。
ですから、くせ毛をテーマにしたこのサイトでは、再三、『髪のダメージを防ぐ』を中心とした記事を書いてきたつもりです。
でも、もう既に受けてしまったダメージは、如何に低刺激を意識しても、もう、元の輝きを取り戻す事はありません。髪は自力では回復できない『消耗品』だからです。
ですから、『低刺激を意識する』だけでくせ毛の悩みを軽減させるには、健康な髪の生え変わりを待つしか無く、即効性に欠けます。しかも、いくら『低刺激を意識する』を取り入れても、継続する事の難しさや、紫外線などの避け難い刺激を考えると
『ダメージ0』
はありえませんよね?
ですから、補修系シャンプーは、一定の変化を生むであろう期待値の高いヘアケアアイテムと言えると思います。
実際どういった補修成分があるのか?というと、
ヒト型セラミド:髪をつくる成分と全く同じもので、髪や頭皮に与える事で失われたヒト型セラミドの増加が期待できます。
ケラチン:こちらも、髪本来の主成分です。人体では、爪などもこのケラチンで出来ています。髪がかたく、コシがあるのはこのケラチンがもたらす影響が大きいといわれています。ですから、髪にとって大切な成分である事は明白ですね?コチラも髪に与える事で失われたケラチンの増加が期待で来ます。
ヘマチン:血中のヘモグロビンから出来る成分で、ケラチンと非常になかのよい成分です。この為に、欠損したケラチンを補強する事が出来、破損箇所の補修効果が期待で来ます。また、抗酸化成分としても優秀で、パーマによるダメージには、補修剤として更に相性が良い成分である!と言えます。
ラクトン誘導体:熱に反応して、キューティクルの破損箇所を繋ぎ合わせ補強する効果が期待で来ます。また、シャワー後の『熱』から髪を守る効果も頼もしい成分です。
以上、一部ではありますが、良く配合される成分がこのあたりです。
『補修成分』の1番魅力的な効果は、『即効性』と『有効性』です。
すぐに、何らかの変化をもたらす可能性が高いという事ですね?
その為に、一度は経験する事をオススメしたいヘアケアです。
補修系シャンプーに重点が置かれたヘアケアアイテムはコチラがオススメです。
スカルプ系シャンプー
一時期ブームをおこしかけたジャンルですね!
頭皮を洗えるシャンプーか!などのフレーズが懐かしいです。
またまた、スカルプ系『シャンプー』としましたが、コチラも基本、トリートメントやアウトバスに求めたいスキンケアです。というのも、このサイトでは、頭皮の毛穴詰まりなどを解消するシャンプーをスカルプ系シャンプーとは呼びずらいのです。
なぜなら、毛穴まで洗える徹底洗浄が良い!というのは、否定まではしませんが、とっても根拠に乏しいからです。
なので、あくまで、頭皮を助けて毛髪を育てるのを助けるスキンケアアイテムをスカルプ系アイテムと呼びます。
さて、毛髪を育てるのを助けるにはどうすれば良いのか?
- 頭皮を健康に保つ事
が大切です。
となると、方法は多岐に渡りますよね?
その中でも、特に注目するべきスカルプ系ヘアケアアイテムは
お肌から吸収される事で血行促進が期待でき、更には毛髪や頭皮を本来の弱酸性へ近づける事が期待ができる
炭酸(二酸化炭素)
抗酸化力によって、お肌に悪さをする活性酸素(悪玉酸素)を失活させる期待が持てる
ビタミン誘導体(ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体など)
白金(プラチナ)
抗炎症作用により刺激によるダメージを沈静化してお肌の調子を整える期待が持てる
グリチルリチン酸2K
などがあがります。
あげれば切りの無いスカルプ系のシャンプーですが、ひとつ注意が必要です。
相手が消耗品の『髪』ではなく、私たちの活動を支える生きた『頭皮』であるという事です。
複雑な活動をする『頭皮』だからこそ、出来るスキンケアはたくさんあり、その効果も実に曖昧です。
まだまだお肌には『謎』が多いからです。
ですから、スカルプ系シャンプーには、期待値が高ければ高いスキンケア程、ある種の覚悟が必要になります。
- 効果が高い=お肌に何らかの変化が生じている
といえるからです。
上記のような単にお肌を応援するくらいに留まる作用なら、それほど恐れる必要は無いのですが、スカルプ系シャンプーのうち
医薬品:非常に高い効果が一定以上保証されている、その分ハイリスクで、はっきりしたトラブルすら想定できることすらある医療レベルの薬品。
医薬部外品:高い効果が一定以上保証されている、だからこそ、何らかの変化が必ず起こる分、想定外のリスクが潜んでいる恐れがある。
この2種には、どんな成分がどんな目的で配合されているか?に注意が絶対必要です。
スカルプは最も種類の豊富なヘアケアジャンルといえ、さらに上記のオススメでいえば、
- 血行促進系
- 弱酸系
- 抗酸化系
- 抗炎症系
とわけると更に目的はハッキリするとおもいます。
もはやシャンプーの役割か?と突っ込みたくなりますよね?
そうなんです。シャンプーって、洗浄が目的な割に、この手の成分が複合的に配合されているのです。
本当にその手の効能を求めるならば、アウトバスや化粧水に求めたくなるものが多いんですよね?
そういう意味でも、シャンプーは狙いを定めて選ぶ必要があると言う事です。
自分の求める『効果』を見定めて、ヘアケアを選ぼう!!
いかがでしょうか?
あなたはシャンプーをはじめとするヘアケアに改めて、何を望みますか?
しっかりと狙いを定める事の大切さが伝わっていてくれれば幸いです。
また、その狙いは、あくまでシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、アウトバスといった流れに必ずしも一貫しておく必要があるのか?は違いますよね?
例えば、補修は洗髪のためにすぐに流してしまうシャンプーに必要か?といわれると微妙ですよね?
もちろん意味はない!という事はありえませんが、冷静に考える必要はあります。
かく言う私は補修系シャンプーを使っていますw
このサイトでは、オススメのヘアケアアイテムを見つけ次第、随時各ジャンルに振り分けてご紹介していきます。
自分だけのオリジナルヘアケアセットでくせ毛をかわいがりましょう!!