くせ毛の原因は2つ、毛包の形とタンパク質の状態とバランスです。
1つ目の要因 毛包の形
くせ毛は遺伝すると良く言いますよね?厳密には、遺伝するのはくせ毛そのものではなく、『毛穴の形』です。
『くせ毛は根本的には直せない!』と言われるのは、毛包の形が直せないからです。
2つ目の要因 髪のなかみ、タンパク質の状態とバランス
髪は数種類のタンパク質で構成されています。
髪のタンパク質の状態は、髪の保水力などに影響して、くせ毛の曲がり強さや、髪のハリやコシと密接に関係します。ですから、生まれてくる髪の質の悪化や髪のダメージなどによるタンパク質の欠損によって、くせ毛になる、くせ毛は悪化するといえます。
では、髪のタンパク質の状態とはどこで見るのかというと、主に2つの見方があります。
1つ目は、髪のタンパク質、ケラチンとCMC(細胞膜複合体)の充実度です。そもそも、生まれてくる髪のタンパク質の充実度は、生活習慣やストレス、加齢と言った様々な要因で変化します。そうして生まれて来た髪のタンパク質は、さまざまなダメージによって失われていきます。ケラチン、CMCの充実した髪は、ハリとコシのある髪を生み出し、広がる、まとまらないと言ったくせ毛の悩みを軽減します。
2つ目は、髪タンパク質の種類のバランスです。髪を構成するタンパク質には、例えば、水に馴染むタンパク質、水に馴染まないタンパク質と言った感じに様々な種類があります。こうした様々な特徴を持つさまざまなタンパク質が、髪内部でバランスが偏って配置していると、くせ毛を生み出す、または、曲げを強くするということもありえます。
このように、くせ毛を引き起こす原因は、毛包かタンパク質関連のものです。
対策を考えるのであれば、毛包の形はどうにもなりません。出来ても怖いですがw
効果的な改善策がうてるのは、タンパク質関連と言うことになります。
具体的には、縮毛矯正をかけるか、髪本来の美しさを引き出す(髪内部を良質なタンパク質で満たす)ヘアケアを取り入れる、ということになります。
詳しくは、くせ毛対策でご紹介します。