シャンプーの主成分です。
現在シャンプーの洗浄成分は、主に陰イオン(アニオン)界面活性剤と呼ばれるのものが利用されています。
例えば、
ラウレス硫酸Na
ココイルグルタミン酸Na
ラウレス-4酢酸Na
などなどがあり、実際の市場には凄まじい種類の陰イオン界面活性剤が存在しています。
その種類は年々増加傾向にあり、つぎつぎと新たな陰イオン(アニオン)界面活性剤が登場して来ているので、全てを把握するのはかなり難しいです。
ですが、簡易的な陰イオン(アニオン)界面活性剤の仕分け方法があります。
名前のピンクの背景色部分に注目することです。
陰イオン(アニオン)界面活性剤は、名前の二つ目、ピンクの背景色の部分がお湯と反応して、静電気力を帯びることで、お湯だけでは落ちずらい、頑固な皮脂や化粧品の残留成分などの油汚れを洗浄することを手伝います。
ですから、
名前の二つ目、ピンクの背景色部分が何で出来ているかで、お湯との反応の良さが違っていて、これによりおおよその
- 洗浄力
- 刺激性(静電気力の強さ)
が想定出来るのです。
ですから、ここを見ることで簡易的にその2つの特徴を決めつけてしまうことが出来ます。
当サイトでも、ここが、『どんな系統の成分』を使っているかで、陰イオン(アニオン)界面活性剤を分けて紹介しています。これにより、現存するものはもちろん、つぎつぎに新登場する凄まじい数の界面活性剤は、割とコンパクトに仕分け出来るのです。
具体的には、、、、
陰イオン(アニオン)界面活性剤 | |
---|---|
アミノ酸系 | 低刺激・低洗浄力!優しく洗い上げられる! |
お酢系 | 低刺激!なのにそこそこの洗浄力が期待出来る! |
スルホコハク酸系 | それなりに低刺激!洗浄力もある! |
PPT系 | ポリペプチド系、タンパク質を分解する事で数種のアミノ酸系界面活性剤を生み出す。ほぼ、アミノ酸系といっしょ |
タウリン系 | アミノ酸系に似て、低刺激!そこそこの洗浄力が期待出来る! |
石けん系 | アルカリ性であるため、超高刺激・高洗浄力! |
硫酸・スルホン酸系 | 高刺激・高洗浄力! |
の7種です。 詳しい見分け方や特徴等はコチラ。
この仕分けを使い、シャンプーにどの系統のアニオン界面活性剤が配合されているかによって、ひとまず簡易的な仕分けをすることが、シャンプー選びの第一歩、基礎になります。
※厳密には、複数種類のアニオン界面活性剤を配合したシャンプーも存在するため、必ずしも〇〇系シャンプーと言いきれるとは限りません。
Contents
オススメの界面活性剤
理想の洗浄は
•皮脂以外の汚れをしっかり落とすこと
•皮脂は落としきらないこと
です。
これを、なるだけ低刺激で行える物が、最良の陰イオン(アニオン)界面活性剤といえます。
と、なると、人によって、最良の陰イオン(アニオン)界面活性剤は変わってしまいますよね?
香水やヘアスプレー、植物オイルを使うのか使わないのか?使うのならば、どの程度の洗浄力で落ちる物なのか?
理想の洗浄、それは結局、個人としての使用感が全てと言わざるをえません。
ただし、通常の話をするのであれば、ほとんどの方にとって、石けん、硫酸・スルホン酸系のシャンプーは洗浄力が強すぎます。しかも、普通、洗浄力が強い事は、静電気力も比例してあがるために、その分刺激が強い傾向にあると言うのは事実です。
特に、40代ともなると、生まれてくる髪の成分(CMCなど)も少なくなるため、髪はダメージを受けやすく、そもそも洗うべき皮脂の分泌量さえ減っているために、低刺激・低洗浄力の方が相性が良い場合がほとんどだと思います。
そのため、40代にオススメしたい界面活性剤は、
- アミノ酸系
- PPT系
あたりがバランスの良い洗浄成分と言えそうです。
このあたりの洗浄剤を利用し、余計な化粧成分はなるべく避ける事が、一番無難だと思えます。
それでも、かゆみが残る、なんだかべとつくといったことが感じられるのであれば、立派なヘアケアトラブルの元です。無理をせず
- お酢系
- スルホコハク酸系
に切り替えてみるとしっくり来るかもしれません。
厳密に言えば、配合量などによって、同じアミノ酸シャンプーでも洗浄力は前後するはずです。
陰イオン(アニオン)界面活性剤の親水基による仕分けあくまで、刺激の仕分けとして見て、洗浄力に関しては無理をせず、実際の使用感(かゆみは無いか?髪がきしんだりしないか?)に頼って探っていきましょう。
オススメのアミノ酸系シャンプー
ルメント
二酸化炭素配合でスプレー缶から、まるでムースのようなキメ細かい泡タイプのシャンプー。
キメ細かい泡は、ただでさえ低刺激であるアミノ酸系でありながら、更に髪を優しく洗い上げることを可能にしているため、超低刺激を実現しています。
ヘッドスパを思わせるプチプチ感は血行促進などの効果が期待でき、スペシャル感を感じ取れる特別なシャンプーです。
詳しくはコチラで紹介します。
ハーブガーデン
同じアミノ酸系のなかでも、比較的高めの洗浄力を持っています。
低刺激でもある程度しっかり洗いたい人はコチラがオススメです。
ふんだんに植物エキスが配合されており、ハーブやアロマそのものを思わせる香りも相まって、ボタニカル感にひたれるシャンプーです。
詳しくはコチラで紹介します。
haru
私も現在試験的に使用中。
かなり低洗浄力のシャンプーです。
オールインワンタイプ、つまりトリートメントいらずの今時珍しいシャンプーです。
注目のダメージ補修成分ヘマチン配合されているのも嬉しい要素です。
詳しくはコチラで紹介します。
オススメのお酢系シャンプー
ルベル ナチュラル ヘア ソープシリーズ
低刺激且つしっかり洗える優秀なシャンプーです。
シンプルな内容で、万人に愛される抜群の安定感があると言えます。
特に酸化しずらい優秀な保湿成分、ホホバ配合のルベル ナチュラル ヘア ソープ ホホバがおすすめです。
詳しくはコチラで紹介します
オススメのスルホコハク酸系シャンプー
キューテックマイクロフォームセラム
比較的低刺激でしっかりあらえるシャンプーです。
このシャンプーでなにより、注目すべきは、髪のダメージ修復成分の配合量です。
ヘマチンをはじめ、真のダメージケアとよべる保水力を向上させる成分が配合されています。
超優良高級シャンプーと言えますね。
詳しくはコチラで紹介します
シャンプーの洗浄成分である陰イオン(アニオン)界面活性剤の水になじむ力が、「洗浄力」と「刺激性(静電気力の強さ)」といったシャンプーの特徴を決定づけているんだね。
低刺激・低洗浄力でオススメなのは、
- アミノ酸系
- PPT系
- お酢系
- スルホコハク酸系
主たる成分
配合が嬉しい+αな成分
無くても良い、もしくは、無い方が嬉しいと判断が分かれる成分
植物エキス
皮膜成分