物質は、時間とともに変化します。
その原因の1つが『酸化』です。
リンゴは腐るし、鉄は錆びますよね?
私たちの体も結構なスピードで酸化し続けています。
それなのに、私たちが昨日と今日、同じく健康で一見変わって見えないのは、不思議な事ですよね?
これは、酸化して古くなった細胞はさよならして、その裏でせっせと新たな細胞を生み出し続けている事で実現しているのです。当たり前のようですが、深く考えるととても不思議な事実ですよね。
成人くらいの人は平均28日で全ての細胞が入れ替わるとも言われています。1ヶ月あれば別人の体に生まれ変われるとも言えますよね。
ただしこのサイクルは年齢とともに遅れがちになり乱れていきます、平均でいうと「年齢×1.5日程度」に遅れていくようです。
アンチエイジングの代表的なケア方法とは「平均28日といわれるこのサイクルを正常にもどすこと」もしくは「細胞などの酸化そのものを避ける、遅らせること」です。
このうち後者の実現を狙うのが「抗酸化成分」です。
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酸化とは何か?
抗酸化成分とは、文字通り、酸化を防ぐ成分です。
では酸化とは何か?簡単に割り切って言うと「電子を失うこと」です。
電子とは、全ての原子とともにあり、モノを成り立たせている重要な要素です。
この電子のやりとりによって、すべてのモノは変化していきます。
全ての物質は、この電子が足りずにほしがっているものと、溢れそうで与えたがっているもの、充実して安定したものにおおまかに分けられて、それでいて、同じ物質でも場所によって電子が足りたり、足りなかったりしているため、この世の中は大変騒がしく複雑に成り立っています。
ですから、あちこちで電子のやり取りが行われ、その都度変化している訳です。
あらためて、酸化とは、電子をほしがっているものが、他の物質から電子を奪いその結果、電子を失った側の物質が変化する事を言います。
分かりやすく言うと、自分の体の電子が外からの物によって奪われる事で、リンゴはしなびるし、体は老化すると言う感じでです。
では、酸化を防ぐにはどうすれば良いか?
電子をほしがっている外からの物に、先に電子をあげてしまえば良いのです。
例えば、電子があふれそうな物質を、電子をほしがっている外からの物に先にあてがい、電子を奪われる前に満たせてあげちゃえばよいですよね?
これを「還元」と言うのですが、抗酸化成分とは大まかに言うと、還元力のある成分と言う事になります。
抗酸化成分=還元剤は世の中にたくさんある
シャンプーを始め、ほとんどの商品は酸化による変質(腐る)を避けるために、防腐剤が添加されています。
そのうちの1つが酸化防止剤:還元剤(=抗酸化成分)です。
このように製品そのものを変質させないためにも利用される酸化防止剤ですが、先述のようにアンチエイジングのために配合されている物もあります。
代表的な物に
ビタミンE(トコフェノール)
ビタミンC(L-アスコルビン酸)
コエンザイムQ10
フラーレン
リン酸アスコルピルMg
などなど、上げれば切りがありません。
酸化=老化、でも、還元=若返りではない
確かに老化の要因は酸化です。
では、徹底的に還元し続ければ若返るのか?と言えばもちろんそんな事はありません。
もっと言えば、還元は酸化と同じく刺激なのです。
なぜならば、刺激の正体とは、あくまで「変化」だからです。
還元は電子を与える成分であり、電子のいききは変化を意味します。
ですから、電子を受け取る事も失うことも、人体にとっては変化のきっかけ、つまり刺激になりえるのです。
ですから、過剰な還元もいらぬ刺激を生む心配があります。
仮に、レモンを顔に浴び続ける事を想像すると怖いですよね?目がもげそうです。
何でもかんでも還元出来れば良いと言う訳ではない、過剰な抗酸化成分の配合は逆に刺激と言う事ですね。
優秀な抗酸化成分
では、どんな酸化防止剤がアンチエイジングとして優秀かというと、やはり刺激の少ないものをオススメしたいです。そこで言うと、まさに完璧といえるのが白金:プラチナです。
プラチナは、あらゆる条件で変化せずに、刺激物の酸化力を失効させます。
変化しない=超安心といえるので、これ以上無く安全な抗酸化成分といえます。
さらに、プラチナは「触媒」といって、自身は変化する事無く、他の成分の働きをうながすという、かなりややこしい性質を持っていて(どんなに勉強しても理解出来ませんw)、その作用が非常に優秀です。
具体的には他の抗酸化成分の還元をうながしてくれるのです。
ただし、ご想像の通り「非常にお値段が高い」という、弱点があります。だからこそ、優秀であると言えるのですけどね。
白金(プラチナ)+その他の抗酸化成分が優秀
老いは、主に酸素による酸化が原因です。
活力の源である酸素が、同時に老いを引き起こすと言うのは何だか感慨深いですよね?
地球上の20%を占める酸素ですから、酸化は避けられない刺激と言えます。
が、より刺激の強い活性酸素を失活させる事が重要です。
「活性酸素」とは、体内に入った酸素の内、2-3%が変化する成分で、本来は細菌やウイルス撃退の役割を担うが、増えすぎると強力な酸化力で内蔵や皮膚などありとあらゆる組織にダメージを与える、別名悪玉酸素の異名をもつ成分です。
これを、失活させるには、やはり抗酸化成分が必要で、コエンザイムQ10、ビタミンC誘導体、トコフェノールなどの配合に加え、白金の配合が見られれば最高に優秀なアイテムと言えます。
白金の触媒としての能力はそれだけ優秀なのです。
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