くせ毛対策には、髪の潤いが大切です。
では髪の潤いはというと、髪のタンパク質で保たれているのです。
ですから、くせ毛対策とは、
髪のタンパク質を
- 育み
- 守り
- 補う
この3つにあります。
今回は「補う!」つまり、ダメージ補修についてみていきます。
Contents
ダメージ補修でくせ毛対策
髪は、紫外線、酸化、、、、放っておいても、さまざまな条件でダメージを受けます。
最たるダメージは、お風呂の洗髪です。
熱、水、水分中のミネラルといった髪の弱点を、いくつも同時に受けたうえで摩擦を受けるからです。
そういった刺激を和らげる為に私たちはシャンプーを利用します。
でも、どんなに優秀なシャンプーを上手に利用したとしても、ダメージは0になるほど充分ではなく、必ずダメージを受けます。そして、そのダメージは皮膚のように自力で回復(交換)されることはありません、つまり、髪のダメージは蓄積するのです。
ダメージとは、髪内部のセラミドや、タンパク質の劣化、流出をいい、これが蓄積すると、髪は潤いを保てなくなり、ハリ、コシ、ツヤ、を保てなくなり、まとまらない、チリチリ、ゴワゴワといったくせ毛の悩みを増長します。
1度失った潤いは自力ではまず戻すことは出来ません。
髪は体にとって、あくまで消耗品ということですね?
ですが、ヘアケアで補うことは出来ます。
これにより、ダメージによって悪化したくせ毛の潤いを取り戻し、素直なくせ毛を取り戻すことが期待できるのです。
ダメージ箇所の領域
髪の構造は、見た目より複雑です。
それでも、大きく分別してキューティクル、コルテックス、CMCに分類できます。
そして、どこがダメージを受けたかによって、補修材料が変わってきます。
例外として、どこもかしこも関係なく補修というか包み込むのが、シリコーンを代表する被膜剤です。
ただ、これでは本来のダメージケアとは言えませんよね?
なぜなら、髪本来の保水力を取り戻した訳ではないからです。
髪の、潤いはあくまでタンパク質によって保たれます。
なので、本来の補修材料は、髪を作っているダメージ箇所によって変えるべきなのです。
キューティクル、コルテックスの補修
キューティクルは髪のウロコとも言うべき、髪の最初のシールドです。
その中に、コルテックスといわれるタンパク質の固まりが何本も詰まっており、その隙間をCMCと呼ばれる保湿成分が水分と一緒に詰まっているのです。
キューティクルやコルテックスを構成する成分は、おもにケラチンと呼ばれるタンパク質です。ですから、キューティクル、コルテックスを補修する成分は、ケラチンが基本で、その他には、ラクトン誘導体、ヘマチンが有名です。
これらの成分を補修剤として使うことで、キューティクルは復活し、シールドとしての効果を向上させ、傷ついたコルテックスは充実し、髪のハリやコシを取り戻すことが期待できる訳です。
これにより、まとまりやすい、つるつる、モチモチの髪を手に入れる!くせ毛の悩みを軽減する可能性があるといえる訳ですね。
ただし、キューティクルやコルテックスは本来は傷つきづらい髪の中でも強固な部分です。
ですからキューティクルやコルテックスの補修は、深刻なダメージに有効と言え、例えば、普段からワックスなどを常用しているため強力な洗浄成分を使用している!とか、縮毛矯正やカラーリングをした!といったダメージ要素を抱えた髪にオススメです。
シャンプーやトリートメントにはこれらの補修成分が含まれているものを試してみると、くせ毛対策として効果を発揮する可能性があるのです。
くせ毛対策の主役!CMCの補修
キューティクルは本来優秀なシールドです。ですが、アルカリ、水、熱、によって割と簡単にめくれあがり、内部のCMCやコルテックスの領域への通り道をつくり上げてします。
そうなってしまうと最初にダメージを受けるのが、コルテックスの隙間、保湿成分と水分で織りなすCMCです。
ですから、CMCが失われると、CMCの抱えていた水分もいっしょに失われて、髪内部がスカスカになり、ゴワゴワ、うねうねの毛髪となり、くせ毛の悪化を引き起こす心配があるあるわけです。
更にCMCは、油と水の織りなすシールドで刺激物の侵入を遮断しています。つまりは、コルテックスを守っているといるわけです。
つまり髪は、まずキューティクルがCMCを守り、CMCがコルテックスを守っている!と言える訳ですね?
そんなCMCを構成しているのは、おもに、かの有名なセラミドなのです。
だからこそ、髪のヘアケア=セラミドとなる訳です。特に、セラミドは髪のダメージの大部分、つまり髪の中でもダメージを受けやすい箇所といえます。
ですから、セラミドを補給することで、髪は失った潤いの大部分を取り戻せると言え、ダメージ髪が劇的に改善されることが期待できると言えるのです。
くせ毛対策に有効なセラミドの種類はセラミド2!
実は、セラミドはさまざまな種類があります。セラミドとは、ある一定の化学構造を持ったものの総称だからです。
その中でも、人の体に実際に存在するセラミドを特別に『ヒト型セラミド』とよばれています。
『ヒト型セラミド』には
- セラミドEOP(セラミド1)
- セラミドNG(セラミド2)
- セラミドNP(セラミド3)
- セラミドAG(セラミド5)
- セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
などがあり、上記は潤いの補修効果が特に期待できる為に化粧品によく使われる成分です。
ヒト型セラミドは、他のセラミドと差別するために、必ずセラミド+アルファベットか数字で表記する決まりがあるため、簡単に見極められます。
それぞれに、単に潤い補修だけでなく、生成されるセラミド成分の増加促進(おもにお肌の話です)などなどの効果が期待できる!といった、特徴を持っていて複数種類のヒト型セラミド配合が見られる製品がオススメとなるわけですが、こと、髪の潤い補修において外せない注目成分が
セラミドNG(セラミド2)
です。
セラミドNG(セラミド2)は、髪のCMCの主成分で特に補修効果が高い!とされているからです。ですから、髪の補修による潤い改善を狙うのであれば、
- 複数種のヒト型セラミドが配合されている!
- セラミドNG(セラミド2)の配合がある!
がポイントとなります。
潤い復活で素直なくせ毛を手に入れよう!
髪は体にとってあくまで単なるシールドであり消耗品です。
ですから、役目をこなせば必ずダメージをおいます。
逆に言えば、ダメージヘアこそ働き者と言えなくもないですねw?
だからこそ、健康で美しい髪を目指すには、必ず補給が必要となるのです。
特に元々くせ毛の方にとって、潤いを失うことはまとまらない、ゴワゴワするといった悩みの増長を生み出してしまいます。
髪はどんなに大切にしてもかならずダメージを抱えています。
だからこそ、ダメージ補修は一度は試すべき有効なくせ毛ケアなのです。
特に、CMCの補修は即効性が期待できくせ毛対策にオススメです。
ぜひ、一度お試しください!