PPT系シャンプーとは
最近よく見かけるPPT系と呼ばれるシャンプー
見解はわかれるかもしれませんが、私はアミノ酸系シャンプーの新たな呼び方!というのが正しい見立てかと考えています。つまり、PPT系=アミノ酸系といえると思うのです。
というのも、PPTとはポリペプチドの略で、ポリペプチドとは、簡単に言うとアミノ基を多く含むいわゆるタンパク質(ケラチンやシルクなど)の事です。
このPPT(タンパク質)を分解すると、アミノ酸が生じます。そのアミノ酸を利用してアミノ酸系界面活性剤が作れるのですが、そうしてできたアミノ酸系界面活性剤が配合されたものをPPT系シャンプーと呼ばれています。
何故こんなまどろっこしい物を作ったというか、呼び方を編み出したのか真相は分かりませんが、
を持たせるためなのは間違いないかと思います。
事実「PPT系シャンプーは髪に潤いを与える!」と語る美容師さんのサイトも多いです。
ところが、本当に潤いといった効果があるのか?というとそれを裏付ける証拠はありません。
PPT系シャンプーが確実に与えてくれるのはあくまで期待感までに留まります。
この期待感がどこから来るのか?それは、PPT系界面活性剤が出来るまでの過程にあります。
PPT(タンパク質)を分解して、アミノ酸系界面活性剤となる過程の途中で、一時的にグリシンなどのアミノ酸の形をとるのですが、グリシンなどのアミノ酸そのものは、角質層の保湿効果やメラニン抑制によるシミ予防効果があるとされています。ですから、PPT系シャンプーはアミノ酸による効果も期待できるかもよーといった期待感が生まれる訳です。
具体的に例をあげていきましょう。
「ラウロイル加水分解シルクNa」でいうと
シルクを加水分解して、
グリシン、アラニン、セリン、チロシン
を得て、
このうちのアラニンをラウロイルメチルアラニンNaにしました。
このラウロイルメチルアラニンNaを洗浄成分として配合しているだけではなく、残ったグリシン、セリン、チロシンを保湿性分、シミ予防成分として配合してます!
なんて言う風にも受け取れなくはないという訳です。
でも、冷静に考えれば本当にそうなら成分表示には
ラウロイル加水分解シルクNa
では無く、
ラウロイルメチルアラニンNa
グリシン
アラニン
セリン
チロシン
と記載した方が絶対に良いですよね?
PPT系の全成分表示では、むしろどのアミノ酸を界面活性剤に使用したのか分かりませんし、消費者側がなにを配合されているのか明確にするのは不可能です。こうした不透明な成分表示はむしろ営業として逆効果で、ちょっと浅はかな営業戦略にしか思えません。
簡単に言えば、メーカーは押すも引くもできなくなった新しい呼び方と言わざるをえないと思われます。ただ、メーカーはPPT系の『潤い効果』を押しても引いてもいませんが、一部の美容師さん達はPPT系シャンプーは潤いを与える!と信じ、押しているので、ある意味営業成功!と言えなくはないですよね?
どうあれ、入ってほしくない成分が入ってしまう訳ではないので、PPT系のシャンプーは最低限、アミノ酸系界面活性剤が配合されている為、
低刺激・低洗浄力で優秀
である事は変わらず、アミノ酸系シャンプーのプラスα効果が全く期待できないという証明はできません。
なので、アミノ酸系シャンプーの良さ+期待感がある!と考えるべきだと思えます。
成分表示では、
ココイル加水分解コラーゲンK、ココイル加水分解コラーゲンNa、ラウロイル加水分解シルクNaなどと表示されています。
アミノ酸系と同じく
アミノ酸系とよんでも良いと思いますがw
PPT系でオススメのシャンプー
アミノ酸系シャンプーの良さ+期待感がある!そんなPPT系シャンプーで、オススメなのは、
「ラスティーク ディープセラムシャンプー リペア」ですね。
PPT系でオススメのシャンプー
ラスティーク
髪のハリやコシ・うるおいを保つセラミド、髪やお肌をダメージから守る抗酸化成分として優秀な白金が配合された、髪とお肌にやさしい低刺激シャンプーです。
なぜならば、ラスティークには、PPT系特有の期待感の元、
- 加水分解コラーゲン:髪にハリを出す成分。
- 加水分解ケラチン(羊毛):毛髪内部に浸透して補修し、ハリやコシを出す成分。
- 加水分解シルク:髪や頭皮の保湿効果を高める成分。髪の手触りを良くする成分。
といったタンパク質(アミノ酸)が実際に配合されています。(全成分表示に記載されている)
ですから、期待感ではなく確実に期待できる訳ですねw!
そして、なにより注目なのが、アミノ酸以上に潤いアップが期待できる成分
3種のセラミド
- セラミドEOP :ヒト型セラミド。肌のバリア機能を強化して、肌の潤いやハリを取り戻すのに役立つ成分。
- セラミドNP:ヒト型セラミド。肌のバリア機能を回復させ、肌の保湿力を高める作用がある成分。
- セラミドAP:ヒト型セラミド。硬くなった角質をやわらかくし、肌をきれいにする成分。
と
優秀な抗酸化成分
- 白金:非常に安定した成分で、抗酸化作用が高い。
が配合されています。
ですから、ラスティークは、
- PPT系の期待値を確実なものにしつつ
- それ以上のものをあたえてくれる
- 低刺激低洗浄力シャンプー
と言えます。
ラスティークの詳しい解説はコチラ
AMAZONなら口コミも見れますよ♪
評判はそこそこ良いようですね!
私は、ラスティークのような、本当にアミノ酸効果が期待できるシャンプーがある限り、『PPT系』といった呼び方は、そのうち無くなると予想しています。
ラスティーク自体もPPT系ですがw
本当にアミノ酸効果が欲しいのであれば、しっかりとアミノ酸の配合が記載されているものを探しましょう。